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    こんなメールが届いた!エラーメールの意味と対応方法

    こんなメールが届いた!エラーメールの意味と対応方法について

    メールを送信した際に、「Mail Delivery System」や「Undelivered Mail Returned to Sender」といった件名のメールが届いたことはありませんか?これはエラーメール(バウンスメール)と呼ばれ、送信したメールが何らかの理由で相手に届かなかったことを知らせるものです。

    エラーメールにはさまざまな種類があり、その内容を正しく理解し適切に対応することで、メールの送受信トラブルを未然に防ぐことができます。本記事では、エラーメールの意味や種類、対応方法について詳しく解説します。

    エラーメールとは?

    エラーメール(バウンスメール)とは、送信したメールが何らかの理由で相手に届かず、送信者に返送されるメールのことです。エラーメールには、メールが届かなかった理由やエラーコードが記載されており、それを解析することで問題の原因を特定できます。

    エラーメールが届いたからといって、すぐに問題が発生しているわけではありませんが、頻繁に発生する場合は送信設定や受信側の状況を確認する必要があります。

    エラーメールの主な種類

    エラーメールには大きく分けて「ハードバウンス」と「ソフトバウンス」の2種類があります。

    1. ハードバウンス(Hard Bounce)

    ハードバウンスは、メールが永久的に送信できない状態を指します。主な原因としては以下のようなものがあります。

    • 送信先のメールアドレスが存在しない(入力ミスや削除されたアドレス)
    • 受信サーバーがメールの受信を拒否した(ドメインの問題、ブラックリスト登録など)

    この場合、メールアドレスが間違っていないか確認し、正しいアドレスに再送するか、別の連絡手段を検討しましょう。

    2. ソフトバウンス(Soft Bounce)

    ソフトバウンスは、一時的な問題によりメールが送信できない状態を指します。主な原因は以下の通りです。

    • 受信者のメールボックスがいっぱい(保存容量の上限に達している)
    • 受信サーバーの一時的な不具合(サーバーのメンテナンスや障害)
    • メールのサイズが大きすぎる(添付ファイルの容量制限を超えている)

    ソフトバウンスの場合、時間を置いて再送すると解決することがあります。ただし、何度も続く場合は受信者に連絡を取り、問題の確認を依頼しましょう。

    エラーメールの内容とエラーコード

    エラーメールが届いたとき、その内容には 「どんな問題が発生したのか」「なぜメールが届かなかったのか」 が記載されています。これを正しく理解することで、適切な対応ができます。

    エラーメールには以下の情報が含まれていることが一般的です。

    エラーメールの基本構成

    エラーメールの本文には、次のような内容が記載されています。

    • 送信したメールの情報(送信元アドレス、宛先アドレス、件名など)
    • エラーの種類(ハードバウンス / ソフトバウンス)
    • エラーコード(SMTPのステータスコード)
    • エラーの詳細な説明

    これらの情報をもとに、どのようなエラーが発生したのかを判断できます。

    主なエラーコード一覧とその意味

    エラーメールに記載される エラーコード(SMTPステータスコード) には、メール送信のトラブルを判断するための重要な情報が含まれています。以下に、よくあるエラーコードとその意味をまとめました。

    1. ハードバウンス(Hard Bounce)のエラーコード

    ハードバウンスは、メールが永久的に送信できない場合に発生するエラーです。

    エラーコード エラー内容 主な原因と対策
    550 5.1.1 User unknown – 宛先のメールアドレスが存在しない。- 対策: アドレスのスペルミスを確認し、相手に正しいアドレスを確認する。
    550 5.1.2 Host unknown – 宛先ドメイン(@example.com など)が間違っているか、存在しない。- 対策: ドメイン名を再確認する。
    554 5.7.1 Message rejected – 受信サーバーが送信メールを拒否した。スパム判定の可能性あり。- 対策: SPF, DKIM, DMARCの設定を確認し、ブラックリスト登録を調査する。
    550 5.7.0 Access denied – 受信側のポリシーによりメールが拒否された。- 対策: 受信者に受信許可を依頼する。

    2. ソフトバウンス(Soft Bounce)のエラーコード

    ソフトバウンスは、一時的な問題でメールが届かない場合に発生するエラーです。

    エラーコード エラー内容 主な原因と対策
    452 4.2.2 Mailbox full – 受信者のメールボックスがいっぱいで、新しいメールを受け取れない。- 対策: しばらく時間をおいてから再送するか、別の手段で連絡を取る。
    421 4.3.2 Server busy – 受信メールサーバーがダウンしているか、負荷が高いため一時的に受信できない。- 対策: 時間をおいて再送する。
    552 5.3.4 Message size exceeds – メールのサイズ(添付ファイルなど)が受信サーバーの制限を超えている。- 対策: 添付ファイルを圧縮するか、クラウドストレージを利用する。
    450 4.7.1 Client host blocked – 送信元のIPアドレスやドメインがスパムとして一時的にブロックされている。- 対策: 送信メールの内容を見直し、SPF, DKIM, DMARCの設定を確認する。

    3. 迷惑メール関連のエラーコード

    送信メールがスパム判定を受けた場合、以下のエラーが表示されることがあります。

    エラーコード エラー内容 主な原因と対策
    550 5.7.1 Spam detected – 送信メールがスパムとして判断された。- 対策: 件名や本文の内容を見直し、迷惑メールフィルターに引っかからないようにする。
    451 4.7.0 Greylisting applied – 受信サーバーが「グレーリスティング」を適用し、一時的にメールを拒否している。- 対策: 時間をおいて再送する(通常は自動再送される)。
    521 5.2.1 Spam blocked – 送信ドメインやIPアドレスがスパムリストに登録されている。- 対策: 送信元のメール設定を確認し、ブラックリスト登録を解除する。

    エラーメールが届いたときの対応方法

    エラーメールが届いたら、次の手順で原因を特定し、適切な対処を行いましょう。

    1. まずはエラーメールの内容を確認

    メールの件名や本文を確認し、どのようなエラーが発生しているのかを特定します。特に、エラーメッセージやエラーコードの部分を重点的にチェックしましょう。

    • 550 や 554 などの 5XX系エラー → ハードバウンス(永久的なエラー)
    • 452 や 421 などの 4XX系エラー → ソフトバウンス(一時的なエラー)
    • 5.7.1 や 4.7.0 など → スパム判定・ポリシー制限の可能性

    2. 送信先のメールアドレスを確認

    入力ミスがないか確認し、間違っていた場合は正しいアドレスに修正して再送します。特に「User unknown」や「550」のエラーが出た場合は、アドレスの確認が重要です。

    3. 受信者に別の方法で連絡する

    ソフトバウンスが発生した場合、受信者のメールボックスの容量不足や一時的なサーバー障害が原因の可能性があります。別の方法(電話やチャットなど)で受信者に連絡し、状況を確認しましょう。

    4. 送信側の設定を確認

    もしエラーメールが頻繁に届く場合は、送信サーバーやドメインの設定を確認しましょう。特に、メールが「554」エラーで拒否されている場合は、SPFやDKIM、DMARCなどの設定が適切かどうかを確認する必要があります。

    まとめ

    エラーメールは、メール送信時のトラブルを知らせる重要なメッセージです。ハードバウンスとソフトバウンスの違いを理解し、エラーメールの内容やエラーコードを正しく読み取ることで、適切な対応が可能になります。

    特に、頻繁にエラーメールが届く場合は、送信先のアドレスを確認するだけでなく、自社のメールサーバーやドメインの設定を見直すことも重要です。エラーメールに適切に対応することで、スムーズなメールコミュニケーションを維持しましょう。

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このコラムを書いた人

さぽたん

AdvisorDirectorDesignerFront-end-engineer

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