- 訪問者がサイトの他のページへ進むための「入口」として機能する。
- 特定のキーワードや検索クエリで検索エンジンからの流入を狙うために作成される場合がある。
- 通常、目立つリンクやボタンを設け、訪問者を特定のページやセクションに誘導することを目的としている。
- 異なるキーワードで検索結果を操作するためだけに大量に作成されたページ。
- 実際には同じ内容のページを別々に見せかけているもの。
- 訪問者を意図しない場所にリダイレクトするもの。
- ・ページ内容の簡潔な概要。
- ・ユーザーのニーズに応じた明確なナビゲーション。
- ・視覚的にわかりやすいデザイン。
- 扉ページのコンテンツには訪問者にとって価値ある情報を含めること。
- ユーザーエクスペリエンスを向上させるデザインと構造を意識すること。
- 検索エンジンのガイドラインを遵守し、不正なSEO手法に頼らないこと。
【ホームページ制作辞典】扉ページの役割やSEOへの効果について
扉ページの役割やSEOへの効果とは
ホームページ制作において「扉ページ(ドアページ)」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。この扉ページは、その名の通り、訪問者がホームページにアクセスした際に最初に目にするページとして機能します。しかし、近年では検索エンジン最適化(SEO)の文脈で議論の対象となることも多く、その役割やSEOへの影響について正確な理解が求められます。
本コラムでは、扉ページの定義や役割、SEOへの影響、そして現代のウェブ制作における適切な活用方法について詳しく解説します。
扉ページとは?
扉ページ(ドアページ)は、特定の目的のために作成されたウェブページの一種で、以下のような特徴を持ちます。
扉ページは、時には有益な情報を提供するために使われることもありますが、一部では検索エンジンのアルゴリズムを利用して不正にトラフィックを集める目的で使用されることがあります。これが、扉ページがSEOにおいて議論される理由の一つです。
扉ページの役割
扉ページには、ホームページ制作や運用において以下のような役割があります。
訪問者を適切なセクションに誘導する
扉ページは、ウェブサイトの構造が複雑であったり、多くのコンテンツが存在したりする場合に役立ちます。訪問者が求める情報に迅速にアクセスできるよう、関連するリンクやナビゲーションをまとめたページとして機能します。
初見ユーザーへのブランディング
特定のデザインやキャッチコピーを用いて、ブランドイメージを強調することができます。特に、企業やキャンペーンサイトの扉ページは、訪問者に「第一印象」を与える重要なポイントになります。
一般的な告知やキャンペーンのための利用
新商品やサービスの発表、期間限定キャンペーンなど、一時的に注目を集めたい場合にも扉ページが活用されます。この場合、サイト全体ではなく特定のページに誘導する役割を果たします。
SEOにおける扉ページの影響
扉ページがSEOに与える影響は、適切に活用する場合と、不適切に利用する場合で大きく異なります。以下、ポジティブな側面とネガティブな側面を詳しく見ていきます。
ポジティブな影響
扉ページを適切に作成し、訪問者の利便性を向上させる形で運用すれば、SEOにも良い影響を与えます。
ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上
サイト全体の構造をわかりやすくし、訪問者が迷わず目的の情報にたどり着けるように設計された扉ページは、離脱率を下げ、サイトの評価を高める効果があります。
ターゲティングの明確化
特定のキーワードやテーマに特化した内容で構成された扉ページは、検索エンジンにとってもコンテンツの意図が明確になります。これにより、検索結果で適切に表示される可能性が高まります。
ネガティブな影響
一方で、不適切な目的で扉ページを作成すると、SEOに悪影響を及ぼすだけでなく、ペナルティの対象となるリスクもあります。
低品質な扉ページのリスク
扉ページが内容の薄いものであったり、訪問者を無理やり別のページにリダイレクトするだけのものだったりすると、検索エンジンから「スパム」と見なされる可能性があります。
Googleのペナルティ
Googleは公式に、質の低い扉ページを使用することを避けるように警告しています。2015年には、「ドアウェイページ(Doorway Pages)アップデート」と呼ばれるアルゴリズムの変更を行い、訪問者に価値を提供しない扉ページをランキングで大幅に下げる措置を導入しました。
具体的には、次のような扉ページはペナルティの対象になりやすいとされています。
現代のホームページ制作における扉ページの活用法
扉ページを効果的に活用するには、次のポイントを意識することが重要です。
コンテンツの価値を高める
扉ページには、訪問者にとって有益な情報を含めることが不可欠です。単なるリンク集ではなく、以下の要素を取り入れると良いでしょう。
キーワード選定とコンテンツの最適化
ターゲットとする検索クエリを明確にし、そのキーワードを意識したタイトルや見出しを設定しましょう。ただし、不自然にキーワードを詰め込むのではなく、自然な形でコンテンツに織り込むことが重要です。
フォールバック戦略の実施
万が一、検索エンジンや訪問者に扉ページが問題視された場合に備え、他の関連ページやコンテンツが十分に強化されていることが重要です。
まとめ
扉ページを最大限に活用するためには
扉ページは、適切に設計されれば訪問者の利便性を向上させ、SEOにも良い影響を与える可能性を持っています。一方で、不適切な運用を行うと、検索エンジンからの評価が下がるリスクも伴います。
これらを実践することで、扉ページを効果的に活用し、ホームページ全体の成果を向上させることができるでしょう。
このコラムを書いた人
さぽたん
AdvisorDirectorDesignerFront-end-engineer
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