【ホームページ制作で気をつけたいことシリーズ】 使えるフォント、使えないフォント | ホームページ制作 サポート|メディアプライムスタイル 埼玉

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    使えるフォント、使えないフォント

    ホームページ制作において、デザイン性やユーザー体験を向上させるためにはフォントの選定が重要です。適切なフォントを使用することで、ページ全体の雰囲気やブランドイメージを伝えることができ、ユーザーにとって読みやすく親しみやすいサイトを提供できます。しかし、どのフォントでも自由に使えるわけではなく、いくつかのポイントに気をつける必要があります。このコラムでは、使えるフォントと使えないフォントについて詳しく説明し、それぞれのメリットやデメリット、適切な使用方法について考察します。

    フォントの種類と分類

    まず、フォントは大きく分けて「ウェブフォント」と「システムフォント」の2つに分類できます。

    webフォント

    ウェブフォントは、インターネット上で使用されるフォントで、ユーザーのデバイスにインストールされていなくても表示されます。Google FontsやAdobe Fonts(旧Typekit)などが代表的なウェブフォントのサービスで、これらは自由に使えるフォントが多く揃っています。ウェブフォントのメリットは、デバイスによって表示が変わることなく、同じフォントで一貫したデザインを提供できることです。

    一方、ウェブフォントのデメリットは、フォントファイルをサーバーから読み込むためにページの読み込み時間が長くなる可能性がある点です。特に、データ量が多いフォントファミリーを選んでしまうと、パフォーマンスに悪影響を与えることがあります。そのため、パフォーマンスを考慮して、軽量なフォントを選ぶか、必要最低限のウェイトやスタイルのみを読み込む工夫が必要です。

    システムフォント

    システムフォントは、ユーザーのデバイスにインストールされているフォントです。代表的なものには、Windowsの「Segoe UI」やMacの「San Francisco」、iOSの「Helvetica Neue」などがあります。これらはデバイスに依存して表示されるため、ユーザーによって表示されるフォントが異なることがあります。

    システムフォントのメリットは、サーバーからフォントファイルを読み込む必要がないため、ページの表示速度に影響を与えにくいことです。また、特にモバイルデバイス向けのサイトでは、システムフォントを使うことでパフォーマンスを最適化できます。一方で、デバイスごとにフォントが異なるため、デザインの一貫性が保てないことがデメリットとして挙げられます。

    使えるフォントとその特徴

    次に、ホームページ制作でよく使われるフォントをいくつか紹介し、それぞれの特徴や使用場面を考察します。

    Google Fonts

    Google Fontsは、無料で使えるウェブフォントのサービスとして非常に人気があります。数多くのフォントファミリーが用意されており、どのブラウザやデバイスでも一貫して同じフォントを表示することができます。特に「Roboto」や「Open Sans」などは、多くのウェブサイトで採用されている標準的なフォントです。

    1. Roboto
      Googleが開発したサンセリフ体のフォントで、モダンかつ視認性に優れています。特にモバイルアプリやウェブアプリで広く使われています。
    2. Open Sans
      人間工学的に読みやすいデザインが特徴で、さまざまなコンテンツに適しています。特にニュースサイトやブログなどの長文コンテンツで使用されています。

    Adobe Fonts

    Adobe Fontsは、よりデザイン性の高いウェブフォントを提供しており、特にクリエイティブなサイト制作には欠かせません。無料プランもありますが、有料プランではさらに多彩なフォントが利用可能です。

    1. Proxima Nova
      現代的で洗練された印象を与えるフォントで、特にブランドサイトやコーポレートサイトでの使用が多いです。
    2. Merriweather
      読みやすさを重視したセリフ体で、長文コンテンツやエディトリアルサイトに適しています。

    システムフォント

    システムフォントの中でよく使われるものとして、「Arial」や「Verdana」があります。これらは、ほぼすべてのデバイスにプリインストールされており、確実に表示できることが特徴です。

    1. Arial
      非常に広く使われているサンセリフ体で、ビジネス文書やコーポレートサイトでよく見られます。シンプルで視認性が高いため、幅広い用途に適しています。
    2. Verdana
      ユーザーの画面サイズにかかわらず高い視認性を保つことができるフォントで、特に小さな文字でも読みやすいことが特徴です。特にアクセシビリティを考慮したサイト制作におすすめです。

    使えないフォントのリスク

    ホームページ制作において避けるべきフォントも存在します。特に、著作権の問題やパフォーマンスの低下を引き起こすフォントには注意が必要です。

    著作権のあるフォント

    多くのフォントは商用利用に制限があるため、許可なく使用すると法的な問題を引き起こす可能性があります。例えば、市販のフォントパックや特定のデザインスタジオが作成したフォントは、使用する際にライセンスを購入する必要があります。商用サイトで無許可のフォントを使用すると、著作権侵害として訴訟のリスクが発生するため、無料で使えるウェブフォントを選ぶか、適切にライセンスを取得することが大切です。

    大きすぎるフォントファイル

    デザイン性の高いフォントや多言語対応のフォントは、フォントファイルが非常に大きくなることがあります。特にCJK(中国語、日本語、韓国語)のフォントはファイルサイズが大きく、ページの読み込み時間を著しく遅くすることがあります。これにより、ユーザー体験が悪化し、SEO評価にも悪影響を与える可能性があります。こうした問題を避けるために、フォントのサブセット化(必要な文字だけを含むフォントファイルを作成すること)が推奨されます。

    フォント選定のポイント

    ホームページ制作においてフォントを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

    1. デザインの一貫性
      ウェブフォントを使用する場合、すべてのページで一貫したフォントを使用することが重要です。異なるページで異なるフォントを使用すると、ユーザーに不安定な印象を与える可能性があります。
    2. 読みやすさ
      特に長文コンテンツが多い場合、視認性の高いフォントを選ぶことが重要です。セリフ体やサンセリフ体の中から、ユーザーにとって最も読みやすいものを選定しましょう。
    3. パフォーマンスの最適化
      ウェブフォントを使用する場合は、ページの読み込み速度を考慮して、必要最低限のフォントファイルを読み込むように工夫します。Google FontsやAdobe Fontsのようなサービスでは、使用するウェイトやスタイルを選択して読み込むことができます。

    まとめ

    ホームページ制作におけるフォント選定は、デザイン性だけでなく、パフォーマンスや法的なリスクも考慮しなければなりません。使えるフォントとしては、Google FontsやAdobe Fontsのようなウェブフォントが推奨されますが、デバイスに依存するシステムフォントをうまく使うこともパフォーマンス向上につながります。逆に、著作権のあるフォントや大きすぎるフォントファイルは避けるべきです。

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Misato

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