- 「あなたのアカウントに不正アクセスがありました。今すぐログインして確認してください。」
- 「支払い方法の更新が必要です。手続きを完了しないとサービスが利用できなくなります。」
- 「重要なセキュリティ通知:アカウントをロックしました。解除するにはこちらをクリックしてください。」
- 「請求書を送付いたします。詳細は添付のPDFをご確認ください。」
- 「未払いの請求があります。至急お支払いをお願いいたします。」
- 「先月分の領収書をお送りします。」
- 「お荷物のお届けに関する重要なお知らせ」
- 「不在のため荷物を持ち帰りました。再配達の申し込みはこちら。」
- 「配達状況の確認が必要です。」
- メールアドレスの上にカーソルを置くと、実際のアドレスが表示されるので確認する。
- メールの詳細ヘッダーを表示し、「Return-Path」や「Received from」の情報をチェックする。
- 長押しして詳細を確認する。(iPhoneやAndroidのメールアプリによって操作は異なる)
- リンクを直接クリックしない
- メール内のリンクをクリックせずに、URLを確認することが重要。
- URLが正規のものか確認
- 例:本物の楽天のURLは「https://www.rakuten.co.jp/」ですが、偽サイトは「https://rakuten-member-verification.com/」のように異なることが多い。
- HTTPSを過信しない
- 一昔前は「URLがhttpsなら安全」と言われていましたが、現在では詐欺サイトも無料のSSL証明書を取得しており、「https://」のサイトであっても安心はできません。
- リンクをマウスオーバーしてURLを確認する(PCの場合)
- メール内のリンクにカーソルを置くと、画面下部に実際のリンク先が表示されるので、本物と一致しているかチェックする。
- スマホの場合は長押しでリンク先をプレビュー
- iPhoneやAndroidではリンクを長押しするとURLのプレビューが表示されるので、怪しい場合はアクセスしない。
- 文法のミスや違和感のある表現
- 例:「お客様の口座が不正アクセスされましたので、あなたはすぐにパスワードを変更する必要があります。」
- 本物の企業からのメールであれば、「お客様のアカウントに不審なログインが確認されました。安全のため、パスワードを変更してください。」のように自然な文章になります。
- 過度に丁寧すぎる文章
- 例:「尊敬するお客様へ、最高のセキュリティを提供するため、ただいまアカウントの安全対策を実施しております。」
- 日本企業のメールでは、一般的に「お客様へ」とシンプルに書かれることが多いです。
- 公式のメールと比較してみる
- 公式サイトの過去のメールと比べて、言い回しやフォーマットが違っていないか確認する。
- 「今すぐ」「24時間以内」「最後の警告」などの言葉
- 本物の企業は、アカウント停止などの重要な連絡をいきなりメールだけで通知することは少なく、事前に郵送やアプリ通知などで案内することが多い。
- 緊急を装った詐欺
- 「三井住友銀行」や「ゆうちょ銀行」を装い、「不正アクセスが検出されたため、今すぐ確認が必要です」と送られてくるが、公式サイトでは「銀行はメールでID・パスワードを求めることはありません」と明言していることが多い。
- 公式アプリや公式サイトに直接アクセスして確認する
- メールに記載されているリンクをクリックせず、自分で公式サイトを検索し、ログインして問題がないか確認する。
- 怪しいファイル形式
- exe(実行ファイル)→ ウイルスが仕込まれることが多い
- zip(圧縮ファイル)→ 開くとマルウェアが展開されることがある
- doc / .xls(WordやExcel)→ マクロウイルスが仕込まれている場合あり
- pdf → 悪意のあるスクリプトを含む場合あり
- 企業や行政機関は重要なファイルをメール添付しない
- 重要な文書は、公式サイトでダウンロードリンクを案内することが一般的。

最近の巧妙な迷惑メールを見抜く方法はあるのか?
最近の巧妙な迷惑メールを見抜く方法
近年、迷惑メール(スパムメール)はますます巧妙になっており、一見すると本物と区別がつかないものも増えています。特に、フィッシング詐欺やマルウェア(ウイルス)感染を狙ったメールは、公式の企業からのメールにそっくりなデザインや文面を使うことで、受信者を騙そうとします。
こうしたメールに引っかかると、個人情報の流出や金銭的な被害、さらにはパソコンやスマートフォンのウイルス感染など、大きなトラブルにつながる可能性があります。
そこで今回の記事では、最近の迷惑メールの特徴と、それを見抜くための具体的な方法を詳しく解説します。
最近の迷惑メールの特徴
昔の迷惑メールは、文法が不自然だったり、明らかに怪しいリンクが含まれていたりするものが多く、比較的簡単に見抜くことができました。しかし、最近の迷惑メールはより巧妙になり、次のような特徴を持っています。
公式のメールを装ったフィッシング詐欺
銀行やクレジットカード会社、通販サイト(Amazon、楽天など)、SNS(X、Facebookなど)を装ったメールが増えています。こうしたメールは、実際の企業が送るメールとほぼ同じデザインやロゴを使用し、受信者を騙そうとします。
よくある内容
こうしたメールのリンクをクリックすると、公式サイトそっくりの偽ページに誘導され、ログイン情報やクレジットカード情報を入力させられるケースが多く見られます。
偽の請求書や領収書メール
企業の経理担当者や個人事業主を狙った迷惑メールの一種として、「請求書」「領収書」などを装ったメールが急増しています。
よくある内容
これらのメールに添付されているファイルを開くと、マルウェア(ウイルス)に感染する危険性があります。特に、WordやExcelのファイルにマクロが埋め込まれているケースが多く、開くだけでウイルスに感染することもあります。
宅配業者を装った不在通知メール
宅配便の不在通知を装い、不正なサイトへ誘導するメールも多発しています。
よくある内容
メール内のリンクをクリックすると、偽の再配達ページに飛ばされ、個人情報を入力させられるケースや、スマホにウイルスをインストールさせるケースがあります。
巧妙な迷惑メールを見抜く方法
最近の迷惑メールは非常に巧妙で、一見すると本物と区別がつきにくいものが増えています。しかし、細かい部分をチェックすれば、多くのケースで偽物だと見抜くことが可能です。
送信元アドレスの確認(From: のチェック)
迷惑メールの多くは送信元アドレスを偽装していますが、詳細を確認することで偽物を見破ることができます。
チェックポイント
ドメイン名が正規のものか確認する
例:Amazonの公式アドレスは「@amazon.co.jp」「@amazon.com」ですが、迷惑メールでは「@amaz0n-support.com」「@amazon.jp.xyz」など微妙に違うドメインが使われることがあります。
なりすましメールに注意
メールの表示名が「Amazonサポートセンター」や「三菱UFJ銀行」などになっていても、実際のアドレスをクリックして開くと、「random123@xyz-mail.com」のように無関係なドメインであることがあります。
見破るコツ
PCの場合
スマートフォンの場合
メール内のリンクを慎重に確認する
迷惑メールの多くは、偽のログインページやウイルスを仕込んだサイトへ誘導するためにリンクを仕掛けています。
チェックポイント
見破るコツ
メール本文の日本語に違和感がないか確認
迷惑メールの多くは機械翻訳を利用しており、文法や表現が不自然なことがあります。
チェックポイント
見破るコツ
急かす内容に注意する
迷惑メールは、「今すぐ対応しないとアカウントが停止される」「24時間以内に手続きをしないと大変なことになる」など、焦らせる内容を含むことが多いです。
チェックポイント
見破るコツ
添付ファイルを開かない
迷惑メールの中には、ウイルスやマルウェアが仕込まれた添付ファイルがついていることがあります。
チェックポイント
見破るコツ
迷惑メールへの対応策
・迷惑メールを見抜くだけでなく、受け取らないための対策や、誤って開いてしまった場合の対応も重要です。
メールのフィルタリング機能を活用する
→ 迷惑メールフォルダに自動で振り分ける設定を行う
・段階認証を有効にする
→ 万が一パスワードを盗まれても、不正ログインを防ぐことができる
・不審なメールは即削除し、リンクや添付ファイルは絶対に開かない
・誤って情報を入力してしまった場合は、すぐにパスワード変更やカード停止を行う
まとめ
最近の迷惑メールは本物そっくりに作られており、見分けるのが難しくなっています。しかし、送信元や本文の違和感、リンク先のURL、添付ファイルの種類などを慎重に確認することで、被害を未然に防ぐことができます。常に警戒心を持ち、不審なメールには冷静に対応しましょう。
このコラムを書いた人

さぽたん
AdvisorDirectorDesignerFront-end-engineer
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