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意味解析

意味解析(Semantic Analysis)は、コンピュータプログラムのソースコードに対して行われる解析のプロセスです。意味解析は、構文解析の後の段階で実行され、ソースコードの意味や意図を理解し、それに基づいてさまざまなチェックや変換を行います。

意味解析の主な目的は、ソースコードが文法的に正しいだけでなく、意味的にも正しいかどうかを確認することです。具体的には、次のような処理が行われます。

  1. 変数や関数の宣言の確認: ソースコード内の変数や関数の宣言をチェックし、重複した宣言や不正な宣言がないかどうかを確認します。また、変数や関数が事前に宣言されているかどうかも確認します。
  2. 型のチェック: ソースコード内の式や文の型をチェックし、型の整合性を確認します。たとえば、演算子が対応する型のオペランドを必要とする場合に、オペランドの型が一致しているかどうかを検証します。
  3. スコープの解決: ソースコード内の変数や関数のスコープ(有効範囲)を解決します。変数が使用される場所で正しいスコープ内に存在するかどうかを確認し、適切な変数を参照するようにします。
  4. 定数の評価: ソースコード内の定数式を評価し、実行時に値がわかる定数式を計算します。これにより、定数の使用や代入の正確性を確認できます。
  5. エラーチェック: 意味的なエラーや不適切な使用方法を検出し、エラーメッセージを生成します。たとえば、未定義の変数の使用や、型の不一致、不正な関数呼び出しなどが含まれます。

意味解析は、コンパイラやインタプリタなどのプログラムの開発において重要なステップです。意味解析によって、ソースコードの意味的な問題を特定し、プログラムの正しさや実行可能性を確保することができます。

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