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構文解析

構文解析(Parsing)は、コンピュータプログラムのソースコードを解析し、それが文法的に正しいかどうかを確認するプロセスです。構文解析では、ソースコードをトークンの並び(トークン列)から構文木(Syntax Tree)や抽象構文木(Abstract Syntax Tree)と呼ばれるデータ構造に変換します。

構文解析の主な目的は、ソースコードがプログラミング言語の文法に従っているかどうかを確認することです。構文解析は、文法規則や文法規則の組み合わせに基づいて、ソースコードの構造を解析します。具体的には、次のような処理が行われます。

  1. トークンの読み込み: 字句解析によって生成されたトークン列を読み込みます。トークンは、プログラムのキーワード、識別子、演算子、リテラルなど、意味のある単位であることが前提となります。
  2. 文法規則の適用: 文法規則を使用して、トークン列の構造を解析します。文法規則は、プログラミング言語の文法を定義し、有効な文の組み合わせを指定します。文法規則には、非終端記号(文法規則の組み合わせを表す記号)と終端記号(トークンを表す記号)が含まれます。
  3. 構文木の構築: 適用された文法規則に基づいて、トークン列から構文木が構築されます。構文木は、ソースコードの構造を階層的に表現したデータ構造です。構文木は、プログラムの解析や意味解析に使用される場合があります。

構文解析の結果、構文エラーが検出されることがあります。構文エラーは、文法に違反するプログラムの部分を特定し、エラーメッセージを生成します。構文解析は、コンパイラやインタプリタなどのプログラムの開発において重要なステップであり、プログラムの正しさや実行可能性を確保するために欠かせないものです。

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