3Dセキュア（3D Secure）は、オンライン決済における追加のセキュリティレベルを提供するための認証プロトコルです。主にクレジットカードのオンライン決済に使用されます。

カード発行会社（イシュア）とカード保有者（カードホルダー）の間で行われる追加の認証手続きを提供します。通常、3Dセキュアは「Verified by Visa」（Visaが提供）、”Mastercard SecureCode”（Mastercardが提供）などの名称で知られています。

具体的な3Dセキュアの流れは以下の通りです。

1. オンラインショッピングサイトで商品を選択し、クレジットカードで支払いを選択します。
2. 支払い手続きの際、カード情報を入力する画面で、3Dセキュアの認証が必要となります。
3. カード発行会社の認証画面が表示され、カード保有者に対して認証情報の入力を求めます。これには、カードに登録されたパスワード、ワンタイムパスワード、SMSで送信される認証コードなどが含まれます。
4. カード保有者が認証情報を入力すると、カード発行会社が認証を行い、結果をオンラインショッピングサイトに通知します。
5. オンラインショッピングサイトは、カード発行会社からの認証結果を受け取り、取引の承認または拒否を判断します。

3Dセキュアは、オンライン決済のセキュリティを向上させるための取り組みであり、不正利用やカード情報の盗難からカード保有者を保護する役割を果たします。ただし、3Dセキュアが必要な場合でも、カード発行会社やオンラインショッピングサイトが対応している必要があります。また、一部のオンラインサービスや小規模な商店では、3Dセキュアが利用できない場合もあります。