用語集
Aレコード(A record)は、ドメイン名とIPv4アドレスの対応関係を定義するDNS(Domain Name System)のレコードの一種です。
Aは”Address”を表し、ドメイン名をIPv4アドレスに関連付けるために使用されます。
具体的には、Aレコードは特定のドメイン名(例: example.com)をIPv4アドレス(例: 192.0.2.1)に解決するために使用されます。
ウェブブラウザなどのクライアントが特定のドメイン名にアクセスする際、まずそのドメイン名に関連付けられたAレコードをDNSサーバーから取得します。
そして、取得したIPv4アドレスに対して通信を行います。
Aレコードはウェブサイトのホスティングやメールサーバーの設定など、ドメイン名をIPv4アドレスに解決するために広く使用されています。
また、同じドメイン名に複数のIPv4アドレスを関連付けることも可能です。
これにより、負荷分散や冗長性の確保など、高可用性やパフォーマンス向上のための設定が可能となります。
最近では、IPv6アドレスの普及に伴い、AAAAレコード(またはAレコードとの併用)が使われることも増えてきました。
AAAAレコードはIPv6アドレスをドメイン名に関連付けるために使用されます。
AレコードはDNS管理者によって設定され、DNSサーバーに反映されるまで時間がかかる場合があります。
変更が必要な場合や新しいサービスを導入する際には、DNSの設定を更新する必要があります。
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