制作時SEO対策基準
SEO対策の第一歩は検索エンジンにクロール(巡回)してもらうことで、クローラー(自動巡回プログラム)がサイト内を巡回しやすい構造になっていることが重要と考えています。
そこでSEOを意識して開発されているWordPressを利用することでSEO対策構造の大枠を整えます。
適切なHTML構造
サイト内を巡回するクローラーには、コンテンツの意味や階層関係を正しく表現する必要があります。
適切な見出しタグ(h1、h2、h3など)を使用し、段落をpタグで囲み、リストは適切なリスト要素(ul、ol)を使用するなど階層関係を正しく伝えることが基本です。
メタデータの最適化
インターネット上での存在感を高めるために、検索エンジンにコンテンツの概要を伝える役割を果たす、titleタグやdescriptionタグを正確かつ魅力的なキーワードで記述しページの内容を要約します。
タイトルはブラウザのタブに表示されたり、ブックマーク名としても表示さるのでとても重要と考えています。
ユーザーエクスペリエンスの向上やアクセシビリティの確保、検索エンジン最適化など、さまざまな観点で有益な効果をもたらします。
パーマリンクの最適化
パーマリンク(URL)は、検索エンジンにページの内容を伝える重要な要素です。
短く、分かりやすく、キーワードを含んだURLを使用。またパンくずリストを使用してサイトの階層構造を検索エンジンへ伝えます。
画像alt属性の使用
使用画像の内容を代替えテキストで説明します。
これにより、クローラーは画像の内容を理解し、関連する検索結果を導いてくれます。
正しいリンク構造
良いリンク構造は、サイト内のナビゲーションメニューやサイトマップを含め、ユーザーが必要な情報に簡単にアクセスできるようにすることです。
また検索エンジンはそのリンクテキストを参考にしてリンク先のページ内容を理解し、関連性を評価します。
SSL設定
SSL設定は検索エンジンの信頼性向上、検索順位向上、ユーザーの信頼性向上、セキュリティ対策の観点からSEO対策において重要な要素となっています。
HTTPS化することで、Webサイトのセキュリティと信頼性向上に加えて、検索順位の向上にも寄与します。
スマホ対策
スマホ・タブレットへの対応は、Googleのモバイルフレンドリー設計に準じて構築します。
レスポンシブデザインやページ速度の最適化、タッチ操作の最適化、モバイル検索エンジンの最適化を行ないます。
- モバイルフレンドリー対策とは
- Googleは2015年4月21日より、ウェブサイトがモバイル フレンドリーかどうかをランキング要素として使用し始めました。
この変更は世界中の全言語のモバイル検索に影響を与え、Google の検索結果に大きな変化をもたらしました。
この変更によって、検索ユーザーは、キーワードの関連性が高く使用端末にも適した高品質な検索結果を見つけやすくなりました。
- レスポンシブデザインとは
- 「レスポンシブWebデザイン」とは、PC、タブレット、スマートフォンなど、複数の異なる画面サイズをWebサイト表示の判断基準にし、ページのレイアウト・デザインを柔軟に調整することを指します。
昔はPCやスマートフォンなど、デバイス毎に各HTMLファイルを複数用意し最適化することが、一般的な制作方法となっていましたが「レスポンシブWebデザイン」では、1つのHTMLファイルを、CSS3(Media Queries)で制御し、異なる画面サイズに応じてページのレイアウト・デザインを調整できるようになりました。これはGoogleなどの検索エンジンに親切な作りなのでSEO効果があります。
運用時による対策
Googleアナリティクスを利用し、サイトにどのキーワードで訪れたのか、どのページが最も人気があるのかなど、トラフィックの分析を随時行います。ページの滞在時間や離脱率、コンバージョン率などの行動分析や他のウェブサイトやSNSなどからのリファラー情報を確認できるため戦略的なサイト運用が可能になります。
またクロールの効率化やインデックスの改善にはサーチコンソールを使い、サイトの表示頻度や検索エンジン上での可視性を向上させSEO対策の材料とします。
変化・カスタム性
検索結果で上位表示を維持するには、検索アルゴリズムの進化に合わせて、素早くサイトを修正する必要があります。
当社で使うWordPressはSEO対策に有効なプラグインを多く利用し、例えばメタデータの設定変更など素早くできるため、新たな商材のSEO対策もスムーズに対応できます。
また蓄積した画像の最適化容易にできるため、数年使ったホームページでもサイト表示速度を維持することができます。